最先端の歯科治療

マイクロスコープ/
Microscope Assisted Precision Dentistry
Microscope Assisted Precision Dentistry
マイクロスコープ(顕微鏡)を用いることにより、通常の治療と比べて、「高精度」な治療が可能になります。
下の左側の写真は一般的な、虫歯の治療(歯銀の詰め物)の写真です。
われわれ人間が、肉眼で見た所、何も問題ないように見えます。
これをマイクロスコープを用いて10倍に拡大して観察した写真が右側です。
歯と金属の間には肉眼では隙間がないようにみえても、拡大することによって
「すき間」があることが確認できます。

問題箇所を発見し、適切な処置が可能に!
Q:すき間があると何か不都合・問題があるのでしょうか?
A: 不都合・問題が起き易くなります
A: 不都合・問題が起き易くなります
通常これらの隙間は金属をくっ付ける際の接着剤(セメント)で埋められてしまうのですが、残念ながら時間の経過と共に接着剤は溶け出していきます。そしてすき間が大きければ大きいほど接着剤が溶け出すスピードも早くなります。当然、接着剤が溶け出せば、一度くっつけた金属が脱落し易くなります。
また脱落しない場合でも、隙間に細菌が入り込み、虫歯や歯周病を引き起こし易くなります。
そこで、すき間を可能な限りなくすために、表現方法を変えると「高精度な治療」を行うためにマイクロスコープの必要性が出てきます。


左側の写真は通常の方法で作られた、銀歯です。マイクロスコープで拡大して観察すると、やはり「すき間」があります。
このような銀歯をマイクロスコープを用いて治療した写真が下です。


左側が銀歯、右側が白いセラミックによる治療です。
この写真は、マイクロスコープを用いて撮影したものですが、これだけ拡大して観察しても、
ほとんど「すき間」がないことがわかります。
この状態であれば今後、この治療した歯が再び虫歯になったり、かぶせものが取れたりする
可能性はかなり少ないでしょう。
マイクロスコープを使ったからこそ、この様な高精度な治療が可能になります。
最後に…
マイクロスコープを用いて治療を行うことにより、高精度な治療が可能になりますが、われわれが考える高精度とはすき間が少ない治療だけという意味ではありません。マイクロスコープを使うことによって、今まで肉眼ではしっかりと確認できなかった歯根の中の様子を確認できたり、また虫歯を除去するときに、余分な歯を削らずに必要最小限の範囲で削るといった治療も可能になります。
最近では歯肉の縫合にも用いられています。マイクロスコープを用いて縫合すると、非常に治りが早く、痛みも少なく、なにより綺麗に傷痕が治ります。
このように歯科治療における様々な場面で、マイクロスコープは高精度な治療を可能にします。
最近では歯肉の縫合にも用いられています。マイクロスコープを用いて縫合すると、非常に治りが早く、痛みも少なく、なにより綺麗に傷痕が治ります。
このように歯科治療における様々な場面で、マイクロスコープは高精度な治療を可能にします。